日々、色々な方々のテーマを聴いたり(それは長年のもの、幼少期からずっとのもの、トラウマのように心に貼りついたものなど様々・・)していますが、本当に大変なものを抱えて生きている方が多いなぁと思います。客観的な事実の大きさというよりも、その方の主観的なところで、ほんとうにぎりぎりに頑張って、辛い、大変なことを抱えながら生きていらっしゃるのです。
他の誰かに話したところで、その辛さは理解してもらえない。なぜなら、客観的な事実じゃなくて、その方の主観的なスケールでの話なのですから。
だから、そういったことを抱えて、背負いながら、「これは大したことじゃない」そう心のなかで言い続けて生きてこられている。これでは余計辛いです。
人の「心の器」は人によって違います。ある人にとって辛くなくても、ある人にとっては猛烈に辛い。そういうものです。だからその方の主観での感覚をじっくり分かってもらえる必要があるのです。
多くの場合、そういったテーマ、そしてそのテーマの背景など、じっくりじっくり聴かせていただいて、本当に自分にとってつらかった、大変だった、悲しかった、それをじっくりと共感していくと、ただそれだけでも、その方のもっていた負のエネルギーが浄化していきます。「やっと、わかってもらえた」それだけで、そのエネルギーは役目を終えて、あらかた消えていくのです。まるで、癒されない存在が成仏していくように。本当に未来のことを建設的に考えられるのは、そこからです。
長年背負ったもの。頭では「大丈夫」と思いつつも、常に何か負の感情や感覚がとれないのなら、一度コーチやセラピストにじっくり聴いてもらうといいと思うのです。それだけで、かなりすっきりします。オーラが変わります。
人に分かってもらうことの癒し効果は、あなどれませんよ。
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