よく、「心の声を聞きましょう」とか、「内なる声に従いましょう」とか言いますよね。でも、ワタシ結構これ、現実にはそれなりに難しいんじゃないかと思ってます。
なぜかというと、内なる声、心の声は、まず、もともと声でもなければ言葉にもなっていない「エネルギーの波のようなもの」、な筈だからです。それを、頭が言葉に翻訳してるわけですね。
たとえば、ドキドキハラハラするような状況で異性と一緒にいると、心臓がドキドキバクバクして、それを頭は、その異性に恋をしているのだ、なんて翻訳してしまいまったりします。本当は危険を感じるような状況に体が反応しているだけなのに(スリリングな状況で恋に落ちた相手とは長続きしないという話はよく聞きますよね?)。翻訳家の仕事だったとしたら、誤訳もいいところですよね。
何かに対するアディクション(中毒)がある方は、本当の心が求めてるのは愛情だったりしても、感じた心の声を、「たばこが吸いたい」「お酒が飲みたい」「食べたい」に翻訳しちゃったりするわけです(ひどい翻訳!)。アディクションまでいかなくても、こういうことって日常よくあることなのです。
まず、感じてるものを変換する前に、本当にそうなのか、しっかり注意深く意識をむけてみる。微細なエネルギーを味わい、感じ取ってみる。そこから、心が本当に言いたいことはこうかな?ああかな?って翻訳してみる。心の声をちゃんと聴けるようになると、人生がもっとシンプルで力強くなっていくでしょう。
心の声、内なる声の翻訳スキルアップ、ぜひ試してみてください。それはより自分自身と向き合う大事なステップの一つですよ。
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