他人と比較して、自分はまだまだダメなのだ、といって劣等感を抱く。
これは辛いことでもありますが、劣等感を抱くことを、無意識理に、自分が前に進んでいくためのエネルギーに変えている、という方も時にいらっしゃいます。
そういう方の場合、劣等感を取り除こうとしても、拒否してしまったりします。つまり、それがなくなってしまうと、自分がもう前に進まなくなってしまうのではないか、という恐れがあるのです。。人間って面白いですよね。
もちろん、劣等感は、確かに、先に進むためのエンジンに使えます。劣等感を克服するという激しい悔しさのエネルギーを利用して、困難を乗り越えていく力にしているのです。それも大事なことではあります。
ただ、これをあまりにも乱用すれば、本人がつらくなってきます。人を見ては劣等感を抱いてしまってたら、心も荒んでいくでしょうしね(*_*)
こういう時、一番おすすめなのは、「劣等感を持ってるなぁ~」そして、「自分自身が前に進みたいというサインだよな~」ということに、その場で自分の内側に、ちゃんと気づいていることです。自分自身の、劣等感を抱いてる現場を押さえて、それに気づいてることが大事なのです。
ここでポイントは、劣等感を持ってる自分を「否定しないこと」。否定すると、よけい苦しくなりますから、ああ、あるよねぇ~って、軽く受け止めることです。
心がもやもやとしてきたら・・これは何だろう?ぜひ、自分の胸に問うてみてくださいね。劣等感にやみくもに巻き込まれてるのではなく、気づいてる自分がいれば(アウェアネスがある状態といいます)、自分がそれに毒されることなく、一つの力として、とても効率的に利用することができるのです。
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