バイロン・ケイティというアメリカ人女性が提唱している、ケイティ・ワークというのがあります。それは、例えば「彼は私を傷つけた!」「私は大事にされていない」といったような、自分が信じている思い(ビリーフ、信念ともいいます)に、「それは本当?」「絶対に本当といいきれる?」という問いを投げかけていくことによって、自分の持っていた思い込みから解き放たれていく、それによって真実を見つけていく、という探求のワークです。
このワークをやって起きることは、人によって違うとは思うのですが、究極は「世界は自分が思うよりも優しい場所である」ということにだんだん気づいていくというプロセスになっていくようです。
人は、自分が被害者であるという思いを握りしめることによって、他者を非難しつづけたり、自分が変わらなくてもいいという無力な場所にいつづけられてしまいます。だからこそ、真実を見つめることは、非難していた他者が非難できなくなる、自分自身にもどってくる、という意味では、見たくないし、勇気のいることかもしれません。
でも、ちゃんと見つめていくと、実は世界はもっと愛にあふれていて、自分次第でいろんな可能性がある場所なんだっていうことに目覚めていくことができるのだと思うのです。
誰かに傷つけられた、誰かのせいでこうなった・・という思いがある方は、一度、「それは本当?絶対に本当?」そして、もしその思いが自分の頭から消えてなくなったとしたら、一体どんな自分でいられるのか?気持ちは?行動はどう変わる?その時相手はどう見えるか?そんなことを想像してみるといいと思います。
ケイティワークについて、詳しくはこちらをご覧くださいね。
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